お客様のために
アグロ カネショウでは、単に農薬を製造して販売するだけではなく、農家の方々を訪問し、農薬を正しく使用して頂くために技術普及に重点を置いた農家直結の営業活動を行っています。全国の支店・営業所の営業技術普及担当者は、農家の方々から直接栽培や病害虫防除及び農家経営などについての悩みや要望をお聞きし、自分たちの持っている知識や技術で、アドバイスを提供するTCA（テクニカル＆コマーシャル・アドバイザー）活動を行っています。また、農家・地域代理店・農協・農薬取扱店と密に連携する「トライアングル作戦」を展開し、新たな需要の開拓と販売促進に努めております。
TCA活動の一例
農家直結の営業活動から生まれた防除技術
京都府の九条ねぎ生産者の林種男氏は、人気料理番組の特選素材の提供者となるほど、優れた品質の生産者ですが、その栽培においてネギハモグリバエの防除に苦心していました。日ごろより林氏と交流のあった当社西日本支店社員と共同で害虫防除剤「アルバリン顆粒水溶剤」の新たな使用方法による防除試験を実施し、極めて高い防除効果があることを見出しました。
当時、ハモグリバエに優れた効果のある薬剤が無かったため、林氏の他、農協や京都府の農業行政機関からの強い要請に応える形で、当社は新しい使用方法での登録拡大の為の試験データを準備して登録申請を行いました。現地での強い要望もあり異例の速さで登録がなされました。
この画期的な使用方法は、ねぎを栽培している多くの農家の方々に喜ばれ、今では日本全国で利用されています。
当社は、新しい使用方法をTCAと共同で開発し、普及に尽力頂いた京都の九条ねぎ生産者林種男氏に対して、感謝状と記念品を贈呈しました。
社員のために
アグロ カネショウでは、社員へスキルアップの為に様々な研修や資格取得の支援を行っております。 また、社員のリフレッシュ場としての多目的テニスコートでは運動はもちろん、交流の場としても使われてます。
農業研修
入社1年目の春と入社3年目の秋実施
”アグロ カネショウのお客様は農家さんです。”という理念の下、農家業を知ることから研修は始まります。文系・理系、男女を問わず入社1年目の新入社員研修は1ヵ月間篤志農家さんのお宅で寝食を共にし、農業の実習体験を行います。入社3年目には、フォローアップ研修として2週間実施します。
海外語学留学制度
社員の学びたいという気持ちを大切にして、希望する社員を対象とした英語力検定試験(TOEIC)を行います。その中から選抜された社員は、更に生きた英語を身につけるため2ヵ月間イギリスやアメリカでホームステイをしながら語学を集中的に学びます。 語学だけでなく、異文化に触れ次世代のビジネスパーソン育成を目的としています。
管理職研修
各レベルに合わせて、次期リーダー候補者研修や管理職研修等階層別研修など、外部から講師を派遣して実施しております。
資格取得支援
農業や業務に必要な資格として、緑の安全管理士や土壌医検定、TOEIC受験（年2回）などの資格取得支援を行っております。
多目的テニスコート
所沢事業所内に、社員や社員関係者用に多目的テニスコート（テニス、バレーボール、フットサル、バドミントン）を2017年に建設しました。社員のリフレッシュ・健康促進だけでなく、社員の関係者も含めて交流を深めることを目的としています。
社会のために
アグロ カネショウの社員は、「我々の責任は我々が事業を営む地域社会、ひいては社会全体に対するものである」という精神の下で、地域社会の一員として地域に根ざした環境・社会活動に取り組んでおります。
- 事業所周辺の清掃活動
- 所沢事業所では、月1回全社員参加で、事業所周辺の清掃活動を行っております。
- クールビズの実施
- 6月から9月は室内の冷房設置温度を適温（26～28℃）とし、社員へは、かりゆし、またはポロシャツを支給し着用しています。
- 会社見学の受入
- 結城事業所では、農家さん農協さんの工場見学の受入を、所沢事業所では、近隣小学校の校外学習の一環として、児童の受入を行っております。
株主のために
アグロ カネショウの利益の源泉は、｢エンドユーザーである農家の需要を直接堀り起こす技術普及販売活動｣、「独創的な新剤を生み出す研究開発」にあります。結城事業所にあります生物研究部門と所沢研究所の緊密な連携を図り、質的、量的な研究内容の強化、拡充を進めるとともに、新規薬剤の開発のスピードアップを図り、成長戦略を着実に遂行していきます。そして株主に対して、安定した配当を目指しております。
IR活動
定期的に、個人投資家向け、アナリスト向けのIR説明会を実施しています。ワンオンワンミーティングにも積極的に参加しております。
